STEP2CSとOET
コロナの感染予防のため、2020年春より1年半の見通しで、USMLE、STEP 2CS = 英語の問診、診察の試験が停止しています。
ECFMGは代替策としてOET Occupational English Testで全ての項目でB以上をクリアすれば、USMLE STEP2CSの合格と同等と認める措置を取っております。
詳しくはECFMGのページにて確認してもらったほうがいいと思いますが、このOETでECFMGが取得できるには条件があり、マッチングを通したレジデンシーを2021年から開始する場合に限られます。また細則として、ACGMEに認定されたフェローシップでも良いとされています。このACGMEに認定されたフェローは正規レジデンシーの後に進むことのできる正規フェローの事を指します。
またさらに細かく条件を確認すると、非正規のフェローでも、その施設がACGMEの正規フェローを採用していれば、非正規フェローでもOETを用いたECFMG取得が可能となっています。ここは多くの日本人フェローにとって重要なポイントだと思います。
OET受験対策
このOETはイギリスやオーストラリアでの医師、看護師のライセンス発行にも要件となっています。OET合格に向けては、特にSpeakingが日本人にとってはキーとなると思います。重要なフレーズの習得に向けては、”OET合格フレーズ集”が非常に参考になりました。このフレーズ集で覚えた事は、試験を超えて、実際の英語での診療においても非常に役に立っています。(OETのスピーキング自体、イギリスでの診療の質を高めるための要素を含めて作られているそうです)
https://note.com/oet_oet/n/n9cdd2bfa6ea4
良質なフレーズ集であったため、参考にしてもよいかもしれません。
OETの対策情報も記載してありました。
苦難のCS時代を考えると、今が日本人にとって合格するベストチャンスであることは間違いありません。皆様のOET合格をお祈りいたします。