消化管ホルモン一覧
ホルモン | 作用 | 分泌部位 |
ガストリン | 胃H+分泌亢進 | 胃前庭部や十二指腸のG細胞 |
ソマトスタチン | 消化管ホルモンを抑制 | 膵島部や腸粘膜のD細胞 |
VIP(血管作動性小腸ペプチド) | 胃酸分泌減弱、膵重炭酸、クロール分泌亢進 | 膵島部 |
コレシストキニン | 膵酵素、重炭酸分泌亢進、胃蠕動減弱 | 小腸のI細胞 |
セクレチン | 膵重炭酸分泌亢進、胃H+減少 | 小腸のS細胞 |
GIP(胃抑制ペプチド) | インスリン分泌、胃H+減少 | 小腸のK細胞 |
モチリン | 消化管運動亢進 | 小腸のM細胞 |
- 胃酸分泌調整
Cephalic Phase: コリン作動性、迷走神経性(ヒスタミン)。食事の匂い、視覚、味覚で刺激される
Gastric Phase: ガストリンの分泌、食物の化学的、物理的刺激により、胃酸分泌が刺激される。
Intestinal Phase: 十二指腸へタンパク質が到達することで、胃酸分泌を減少させる
- セクレチン
十二指腸のH+イオン濃度の上昇を受けて、十二指腸のS細胞からセクレチンが分泌され、膵臓より重炭酸が外分泌される。
- コレシストキニン
脂質の多い食物により刺激され、十二指腸、空腸のI細胞から分泌がされる。胆嚢収縮、膵分泌亢進、胃蠕動は減弱させる。
全身性肥満細胞症
KITレセプター陽性による、肥満細胞の異常増殖とヒスタミンの分泌上昇。ヒスタミンにより胃酸分泌の亢進、低血圧、発赤、掻痒感が出現する。