カナダの医師州免許申請

カナダの医師免許は州ごとに管理されており、実際に臨床を行う州ごとにライセンスの申請を行う必要があります。


例えばトロント等の主要都市のあるオンタリオ州では the College of Physicians and Surgeons of Ontario (CPSO)に申請してLICENSEが発行必要となります。臨床留学の場合、大多数の方はClinical Fellowとしての採用になると思いますので、大学関連施設(トロント大学やウェスタン大学等)の病院でのEducational CertificateもしくはEducational Licenseの発行となります。


今回はCPSOを例に必要書類をおさらいしたいと思います。

CPSO Part A

1: Application Form 自身で記入してCPSOまで自身で国際発送することになります。

2: Work Permit これはカナダ到着後に提出予定となります。

3: Disclosure of Criminal Record これもカナダ到着後にカナダの現地警察にて作成することになります。

4: Curriculum Vitae, CV これは自身で職歴や卒業月日等の必要項目を網羅して一緒に発送します。

5: Speciality Certification 英文の専門医証書を一緒に発送します

6: Payment of Fees これは申請代金 781.25カナダドルをクレジットカードもしくはデビットカードで支払うための指示書を記載します。

上記をCPSOに直接発送します。書類到着後まず速やかに申請代金が引き落とされますので、それで書類到着が確認できます。


CPSO Part B

このパートは、第三者機関による医師免許、専門医資格、研修歴の証明となります。

そのため、証明者より直接CPSOへ発信してもらう必要があり、難度が高くなります。

卒業大学から医師免許、そして医師免許にトラブルがない事に関しては厚生労働省が証明してくれます。

専門医資格に関しては学会や専門医機構に依頼すれば証明してくれます。

研修歴に関しては、学会によっては含めて証明してくれる場合と、それは各病院が証明することなので証明してくれない場合があります。後者の場合は、各病院に依頼してプログラムディレクターによる証明が逐次必要となります。医局によって一括で研修歴を証明してもらう事も可能のようです。

また、近年のCPSOのアップデートにより第三者機関から直接CPSOへ承認情報の記入されたファイルをメール送信した場合も(この場合、ファイルの3枚目に記載されている機関のメールアドレスと発信元のアドレスが一致している必要あり)信頼できる情報として認められますので、国際郵便事故、所用費用と時間を考えると、とても有用な手段と思います。


上記機関はいづれもメール送信に同意して頂けるようです。

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