USMLE Step1
本稿ではUSMLE Step1の受験日注意点についてまとめてみた。
なお、受験日当時に必要なものは、USMLE STEP 1のExam Permitの印刷物と身分証(パスポート、運転免許等)の2点である。
構成
問題数
各パート40問の7パートから構成される。どのパートから行うかはStep 2CKと異なり、受験者は選ぶことができない。
イントロとテスト後のアンケートが60分間の休憩時間に含まれるため、イントロの説明は早く終わらせたほうが、休憩に用いることのできる時間は増えることになる。
設問
具体的内容に関しては共有は禁止されているため、記載することができないが、Step 2CKと比べ、格段に設問の文章量が少なく、時間配分はより楽である。同じ内容に近い事が何度も聞かれることがあるため、不安にならないことが大切。難しすぎる問題に関しても同様に落ち着きを維持する。
マルチメディア
心音等のマルチメディア問題も出題されるため、耳栓使用時はその都度取り外して、ヘッドホンを付ける必要がある。オレンジ色のノイズカバーも使うことができるが、周囲で使っている人は見たことがない。
会場
STEP 1は一日がかりのため、基本的に朝一番でプロメトリックの開門を待つことになる。会場側としても長いUSMLE受験者を早くこなして、業務を終了したいため、優先的に試験会場へ案内されることが多い。
耳栓、ティッシュペーパーは会場で入手可能。ラミネートボードとペンが渡され、そこにUSMLE STEP1受験者番号を記載して、コンピュターの前へ案内される。
受験者番号は各パートが始まる前にその都度入力が必要であり、面倒である。
他の受験者の案内やスタッフの移動等で注意力が若干影響をうけるため、コンピューターの位置取りはかなり重要だと思う。奥の方の席が案内されればラッキーだと言える。しかし、席の指定はできないため、運頼みとなる。
休憩時間に外出毎にボディチェックされる。ポケットの数はコントロールのしようがないが、フード付きの服は避けたほうが良い。毎回フードを裏返すよう求められる。乾燥肌の人は指紋認証に時間がかかるため、指紋読み込みがエラーになることが多く、注意が必要。
攻略法
時間配分
基本的にSTEP2 CKと同じであるが、こまめに休憩を取り、集中力を維持することが重要。そのため、試験数日前から雑念は一切払い去ること。休憩時間は分散させ一度に使い過ぎない。6回の休憩チャンスの内、2パート、2パート、1パート、1パート、1パートの各間4回程度が外出休憩のタイミングか。午前の頭が元気なうちはなるべく勢いをつけて問題をこなす。
休憩編
カフェイン吸収、即効性の高い、人工カフェインを含むエナジードリンクを中心とした、カフェイン維持戦略。(STEP 2 CKを参照)
血糖値も適当に維持するために、低吸収性糖質(全粒粉、玄米等)の分散摂取。
水分摂取はトイレ頻度に相関するため、飲みすぎない。少量頻回。
休憩時間中に見直しや確認する時間はないため、教材の持参はあまり意味がない。