血液腫瘍

白血病 Leukemoid reaction 重篤な感染、出血、溶血、腫瘍に対する反応。LAP scoreは高い。末血は成熟した骨髄球中心。全身性反応を反映して、左方移動、塩基性顆粒含むDohle body、中毒性顆粒、細胞質空胞がWBCに認められる。芽球はない。 ... (続きを読む)

腫瘍学 Oncology

発がん物質の代謝 ほとんどの体内に摂取された発がん物質は、前駆物質であり、不活状態である。これらは肝臓ミクロソーム内もしくは他細胞の小胞体内に存在する、チトクロームP450モノオキシゲナーゼ(通常、ステロイド、アルコール、毒素の代謝、排泄に関与)で代謝されると発がん化される。この酵... (続きを読む)

消化管の腫瘍性疾患

上部消化管症状 60歳以上は上部内視鏡検査 60歳以下はピロリ陽性、もしく悪性腫瘍リスク(消化管出血、体重減少、持続的な嘔吐、進行性の症状、腫瘤触知、リンパ節腫脹)があれば上部内視鏡検査を行う。 食道扁平上皮癌 好酸球性の扁平上皮細胞。ケラチン形成(ケラチンパール)、細胞間架... (続きを読む)

消化管の非腫瘍性疾患

食道の蠕動障害 アカラシアは中部以降食道の蠕動障害と下部食道内圧の上昇。強皮症では中部以下食道の蠕動障害と下部食道内圧の低下。 Trypanosoma cruziによるシャーガス病でも、寄生虫による炎症によってマイスナーとアウエルバッハ神経叢の破壊が起こり、巨大食道、... (続きを読む)

肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓の疾患

肝臓 腹水 血清腹水アルブミン勾配 (SAAG)を血清アルブミンー腹水アルブミンで求め、1.1g/dl以下であれば門脈圧亢進による腹水であり、肝硬変、心不全等が原因となる。 1.1g/dl以下であれば非門脈圧亢進による腹水と考えれれ、癌等による悪性腹水と考えられる。 特発性細菌性腹膜炎の... (続きを読む)